頭の変形(斜頭症・絶壁頭)とは?

赤ちゃん(乳幼児)の頭部が変形した状態(絶壁頭)を頭位性斜頭症といい、
頭蓋骨に局所的・連続的に圧力がかかることにより発症します。

頭位性斜頭症が進行するタイミングは、生後早い時期に2回あります。
1つ目は、母体内での体位が悪いまま誕生した時で、
2つ目は、向き癖がついたために、生後5~20週の間に症状が進行するケースです。
後者のタイプが現在増加中ですが、「斜頭先生」の予防テクニックを使えば、
ご家庭で簡単に99%の確率で、頭の変形(斜頭症・絶壁頭)を予防出来ます。

本疾患は女児より男児に多く見られ、低出生体重児ほど発症率が高くなります。

新生児の頭蓋骨は、縫合で繋がった7つの独立した骨で構成されています。
この配置のおかげで、出生時は頭蓋骨が曲がって産道を通りやすくなり、
生まれてからの脳の成長も可能となります。 脳の大きさは生後2年で4倍にもなります。

頭位性斜頭症児の症例

右の写真は、頭位性斜頭症児の症例です。
後頭部が非対称になっていることに、お気づき
でしょうか。
片耳が前方に位置(写真の左耳)しているのは、
頭位性斜頭症の最も典型的な症状であると
されています。

従って家庭医や小児科医・形成外科医は、
斜頭症(絶壁頭)の判断材料の1つとして、鼻と両耳の距離を計ります
左右で5mm以上の差があると、頭位性斜頭症
見なします。

新生児の頭蓋骨イメージ

頭位性斜頭症は、向き癖により生じる頭の変形が原因とされています。
頭蓋骨の連結部に圧力がかかると、癒合していない頭蓋骨がずれてしまいます。
頭位性斜頭症は生後2~20週で発症し、放っておくと生後12ヶ月過ぎにはそのまま定着してしまいます。

頭の変形(斜頭症・絶壁頭)は、後頭部にある
ラムダ縫合と関連があります。
斜頭症児は後頭部もしくは側頭部に永続的な平坦面が認められ、耳の位置が前方にずれています。

縫合は生後数週間は開いていますが、数ヶ月経つと閉鎖します。
頭部の成長が済んでいない間に縫合が閉鎖すると、顔面および頭部に変形をきたします。

斜頭症(絶壁頭)の症例

早期発見と対策が鍵

頭部に平坦面が認められる

早期発見と対策が鍵

耳の位置に非対称性が認められる

早期発見と対策が鍵

右目上部にこぶが認められる
また、左耳と比較して右耳に頭蓋骨方向への潰れが認められる

では、なぜ斜頭症が増加したのでしょうか?